【女性中小企業診断士がおくる|第二の人生×ありがとうでつながる働き方】~起業でも副業でもいい。“あなたがいてよかった”を受け取る生き方~

女性中小企業診断士による40代・50代起業支援

はじめに

最近、ニュースでもよく「早期退職」という言葉を耳にするようになりました。
実は私がもともといた会社でも「早期退職」の募集があり、多くの仲間が去っていくことになりました。
今までの自分を否定されたように感じ、すっかり自信をなくしてしまった仲間の話を聞くこともあります…。

そんな話を聞くたびに、胸の奥がざわつきます。
私もかつて、同じように揺れ、迷い、立ち止まった一人だったからです。

心から伝えたかったけれど言葉にならなかったこと。
それは——

「あなたはすばらしく、あなたのキャリアもすばらしい。
あなたは、強みで満たされている。」

でも、不思議なことに。
人は“がんばりすぎてしまう”からこそ、自分の力を見失ってしまうのだと思います。

誰かのために、組織のために尽くしてきた日々。
その尊さや培ってきた価値は、自分の目には見えにくいんですよね。


「整う」までに時間がかかった。だからこそ伝えたい。

正直に言うと、私自身もすぐに前を向けたわけではありません。
会社を離れてすぐに「自分らしく起業しよう」と思えたわけではなく、
むしろ、長い間「何者でもない自分」に戸惑いました。

ずっと庭いじりだけしていて、何もできない期間がありました…💦

強みって何だろう。
私はこれから、何をしたいんだろう。
そうやって自分を見つめ直す時間が、思いのほか必要だったのです。

過去の自分を見つめたり、少しずつ自分の声を聴いたり、他の人と話をしたり…
自分を客観視できるようになっていくと…。
ある瞬間、ふっと

“ありがとうを受け取る喜び=自分を信じる気持ち”

が戻ってきたのです。


起業でも、副業でもいい。

「ありがとう」を受け取る働き方を、もう一度。

起業という言葉は、少し大げさに聞こえるかもしれません。
でも、私が考える“起業”は、「自分の名前でありがとうを受け取る」こと。

たとえば——
・長年の経験を誰かにシェアして喜ばれること
・自分の得意を使って相談に乗ること
・作品やサービスを通じて「助かりました」と言われること

これら全部が、もう立派な“自分らしい起業”です。
規模ではなく、「感謝の関係を自分の手でつくる」ことが本質。

会社員時代には、ありがとうが組織が相手だった。
でも今、自分の名で届けたものが、直接相手の笑顔につながる。
その距離の近さこそが、起業の醍醐味なのだと感じます。

私が考える起業の醍醐味は①自分で決められる、➁自分の得意を活かせる、③ありがとうがもらえる。だと思います!


お金の向こうにある、“感謝の経済”

お金は、ありがとうのカタチ。
金額そのものではなく、そこに込められた信頼や感謝のやり取りにこそ、
人の心は満たされていきます。

自分の経験を活かして喜ばれ、その対価としてお金をいただくこと。
それは「ありがとうを受け取る」ことと同じです。
だから、起業や副業を通じてお金をいただくことは、
「自分の存在を肯定していくプロセス」にもなりうるのです。


“人のため”を、“自分の喜び”に変えていく

長く会社員として働いてきた人ほど、
「人のため」「チームのため」に生きることが当たり前になっています。
でも、これからの人生では、“人のため”が“自分の喜び”にもなる働き方を選んでいい。

私は、起業や副業を通して“他人軸から自分軸に戻る”人たちをたくさん見てきました。
最初はみんな、自信がない。
でも、誰かに「あなたがいてよかった」と言われた瞬間に、
表情が変わる。声が明るくなる。

その瞬間こそが、“生きるエネルギー”なのかもしれません。

会社員を長くやっていました=強みの塊、って、創業相談でいつも思っています。


おわりに

起業でも、副業でもいい。
あなたがもう一度、自分の中にある力を外に出し、
誰かの「ありがとう」と出会うこと。

それが、第二の人生の“やさしい働き方”だと思います。

あなたはすばらしく、あなたのキャリアもすばらしい。
いまはまだ見えなくても、その中に確かな強みがある。

そしてそれは、きっと誰かを救う力になるはずです。


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