起業・創業時のマーケティングでは「誰に?」そして「なぜ?」が、最強に重要だと感じる理由

女性起業家支援でつまづきやすいマーケティングのポイントを解説

どんなに経験や知識があっても、ひとりでは見えにくい

こんにちは。
東京で、女性の創業支援と小さな会社のWebマーケティング支援をしている
中小企業診断士の はるこ です。

起業家さんの相談に乗っていると、
「これ、すごくよくあるな」と感じる場面があります。

商品もある。
サービスも考えている。
想いも、ちゃんとある。

それなのに、
なぜか前に進まない。

「何がやりたいか」は話せるのに、
「誰に、なぜ選ばれるのか」 という話になると、
言葉が上滑りしだして、急に勢いが止まってしまう。

頭では考えている。
ちゃんと悩んでもいる。

それでも、
ひとりで考えていると、どうしても見えにくいところがある。

これは、能力の問題ではありません。
うまく考えられていないわけでもありません。

ただ、
自分のことを自分ひとりで言葉にするのは、
思っている以上に難しい
というだけ。

創業相談の現場で、
何度も感じていることです。


起業家さんの、二つの状態

創業相談でお話を聞いていると、
大きく分けて、二つの状態があります。

ひとつは、
経験があり、すでに解像度が高い状態。

  • 誰に届けたいかが、かなり具体的
  • ターゲットの困りごとが見えている
  • 自分の強みや役割も、言葉になっている

いわゆる
「軸が見えている状態」 です。

もうひとつは、

  • 商品やサービスなど「やりたいこと」はある
  • でも「誰に?」がまだぼんやり
  • 自分の強みも、なんとなく

創業相談では、
こちらの状態の方が圧倒的に多い印象です。

どちらが良い・悪いではありません。
スタート地点が違うだけ。


マーケティング、というより
「言葉になる前」で止まっているだけ

マーケティングの基本は、
実はとてもシンプルだと思っています。

  • 誰に届けたいのか
  • その人は、何に困っているのか
  • なぜ、あなたなのか

これを整理すること。

特に、次の二つは
とても大切な考え方です。

  • ターゲットは誰?
     →「どんなお客さんに、出会いたいか」
  • なぜあなたを選ぶの?
     →「そのお客さんが、あなたを選ぶ理由」

STP、ターゲット、USP、差別化……
こうした言葉が出てくると、
急に「マーケの話」になった気がして、
構えてしまう方もいらっしゃいますよね。

ハルコアラ先生

「言葉が先に出ると、人が置いていかれます。」

STPは、こう言い換えた方がいいかもしれません。

「誰かひとり選ぶなら、
どんな人に出会いたいですか?」

「みんなに向けて」
「あれもできる、これもできる」

一見よさそうに見えますが、
実はそれは
誰にも届きにくくなってしまう状態 でもありますよね


でも、頭で考えるだけでは限界がある

ここで、
多くの方がつまずきます。

ノートに書く。
考える。
ネットで調べる。
Chat GPTと壁打ちをする…。

きれいな言葉が並んでいる。
でも、
言葉がどうしてもフワッとする。

その理由は、とても単純です。

実際のお客さんに、まだ商品・サービスを届けていないから。


差別化ポイント(USP)は「作るもの」ではなく「見えてくるもの」

「私の差別化ポイント(USP)って何ですか?」
と聞かれることも多いです。

ハルコアラ先生

でもその答えは、
誰かの頭の中ではなく、
お客さんの反応の中にあります。

差別化ポイント(USP)とは、
「お客さんが、あなたを選んだ理由」

差別化ポイント(USP)とは
自分で無理につくるものではなく、
あとから言葉になっていくもの です。


解像度が一気に上がる瞬間がある

創業支援をしていて、
「一気に変わる瞬間」があります。

それは、

  • 実際にお客さんに会った
  • 直接話を聞いた
  • 現場を見た
  • 小さくても、実践してみた

このタイミング。

すると、
言葉が急に変わります。

  • 「こういう人だったんだ」
  • 「ここで困ってたんだ」
  • 「だから、私のやり方が合うんだ」

頭の中の仮説が、
現実と結びつく。

この瞬間に、
STPもUSPも、
結果として“決まる”ことがとても多いです。


「テストマーケ」って、そんなに難しくない

この「やってみる」って、
テストマーケって呼ばれたりしますよね。

ハルコアラ先生

名前が少し強そうですよね(笑)。
でも

  • 1人に話してみる
  • 1回やってみる

それで十分。

そこで出てくる
違和感や手応えが、
一番のヒントになります。

ハルコアラ先生

そうです。
動かない限り、
発信の言葉も商品もシャープになりません。


創業支援で、私が大切にしている順番

創業支援の現場で、
私が大切にしているのは、
この順番です。

  1. 誰に届けたいかを、仮でいいから決める
  2. 実際に会いに行く、やってみる
  3. そこで見えた違和感や手応えを言葉にする
  4. 「なぜあなたなのか」を整理する
  5. それから、商品や発信を整える

最初から
完璧な答えは必要ありません。

行動する→ 見える → 言葉になる

この流れを一緒に作ることが、
創業支援の役割だと思っています。


まとめ|マーケティングは「あとづけ」でいい

マーケティングというと、
難しく感じるかもしれません。

でも本当は、

  • 誰に
  • 何を
  • なぜあなたが

これが言葉になれば、
それだけで十分です。

STPやUSPは、
最初から決めるものではなく、

実践したあとに、
「あ、これだったんだ」と気づくもの。

創業支援の現場で、
私が何度も見てきたことです。



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